ケアマネ試験対策

ケアマネ試験対策 傾聴&オープンクエスチョン・クローズドクエスチョン編

☆傾聴

傾聴は、コミュニケーションの基本技術のひとつで、クライエントが伝えようとすることを妨げず、心を傾けて聴く姿勢を指す。クライエントと話すときは専門用語は避けて、日常的な言葉を用いる。傾聴には、次の過程が重要となる。

○予備的共感(準備的共感)

面接前に得られた情報から、問題の状況、クライエントの心理や周囲との関係などを予測し、クライエントへの共感的な姿勢を準備する。

○観察

面接でのクライアントや家族の反応、部屋の様子などをよく観察する。

○波長合わせ

相談援助者がクライエントの意思や感情などの反応を確認しながら、自らの理解、態度、言葉づかい、あるいは話題や質問の形式を軌道修正していく過程を意味する。また、クライアントが自分の誤解や思い込みを解き、姿勢を変更する過程、それを援助者が受け止める過程も含まれる。

 

☆オープンクエスチョン・クローズドクエスチョン

オープンクエスチョンとは、相手が自由に答えられる質問のこと。「もう少し詳しく…」や「その時どう思いました?」などの質問がその例である。質問者(援助者)側の意図や評価を含まないことが明確で、誘導のおそれもなく、事態を解明するのに有効な方法である。

クローズドクエスチョンとは、「イエス・ノー」のようにあらかじめ答えが用意されている質問のこと。面接が一方的になる原因ともなり得るが、面接の方向性が定まらなくなったり、クライアントが混乱したりした場合は、有効な方法となる。

 

相談援助者には、いろんな技術が必要とされていますので、しっかり理解し覚えましょう(^o^)丿