ケアマネ試験対策

ケアマネ試験対策 薬の相互作用・主な副作用編

薬の相互作用により、同じ薬効をもつ薬剤の併用では薬の作用は増強し、相反する薬効をもつ薬剤の併用では作用を弱める方向に働く。一般医薬品のほか、健康食品、特定保健用食品、特定の食品や飲料にも薬剤の作用に影響を与えるものがあるので、必ず併用してもよいかどうか確認する。

<代表的な例>

・グレープフルーツ⇒代謝酵素に影響

・ビタミンKを含む薬(骨粗鬆症薬など)や食品(特に納豆、青汁など)⇒抗凝固薬の作用を減弱

 

○薬の主な副作用

副作用           原因となる薬

・起立性低血圧       降圧薬

・眠気、ふらつき、     抗精神病薬抗不安薬抗うつ薬、抗パーキンソン病

 注意力低下、健忘

低血糖          血糖降下薬

・頻尿、膀胱炎       利尿薬、カルシウム拮抗薬

・脱水症状         利尿薬

・口渇(唾液分泌抑制)   利尿薬、抗不安薬抗うつ薬、抗パーキンソン病薬、麻

              薬、抗不整脈

・出血傾向         抗血小板薬、抗凝固薬

・便秘、頻脈、       抗不安薬抗うつ薬、抗パーキンソン病

 排尿困難、嚥下障害

・胃の不快感、腎機能障害  非ステロイド性消炎鎮痛薬

 上部消化管出血

・食欲不振         ジキタリス製剤、認知症治療薬、非ステロイド性消炎鎮

              痛薬、降圧薬、抗がん剤

・消化器症状        鉄剤

・薬剤性パーキンソン症候群 抗精神病薬、一部の胃腸薬

(パーキンソン様症状)

尿閉           抗ヒスタミン薬、向精神薬抗うつ薬

骨粗鬆症         ステロイド薬の長期内服