ケアマネ試験対策 尿失禁編
尿失禁とは、自分の意志に反して尿が出てしまうことをいい、次のような種類がある。
高齢者に多くみられる尿失禁には、切迫性・溢流性・機能性がある。
○切迫性尿失禁
尿意をがまんできない。加齢による膀胱括約筋の弛緩、脳血管障害(脳卒中)の後遺症で排尿の自制が障害されることなどが原因。早めにトイレに行くことを指導する。
○腹圧性尿失禁
男性に比べて尿道が短い女性に多く、咳、くしゃみなどちょっとした腹圧の上昇で失禁しやすい。
○反射性尿失禁
脊髄の病気により、本人の意思とかかわりなく尿が出なかったり、反射的に出てしまったりするもの。
高齢の男性に多く、絶えず少量の失禁が続く。前立腺肥大症などで尿閉が起こり、膀胱にたまった尿が圧力により漏れてくる。
○機能性尿失禁
排尿器官には異常がないが、身体機能の低下や身体の障害、認知症などのために、トイレに間に合わない、適切な排尿動作ができない。排尿状態や排尿動作をしっかり把握していれば、予防可能である。
尿失禁の介護の第一歩は、高齢者の排尿状態を正しく把握すること。特に、尿意の有無、排尿間隔のチェックは尿失禁を改善し、排尿誘導を試みるうえでとても大切!!
毎日1つでもいいので、インプットするようにしましょう☆